キーワード/健康行動、行動変容、アドヒアランス、身体活動・運動、メンタル・ヘルス、ストレス・マネジメント、保健指導、動機づけ
専門分野/専攻分野:健康心理学、応用健康科学、行動変容

近況:練馬区通信ウオーキングプログラム「スモールチェンジ」

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練馬区通信ウオーキングプログラム「スモールチェンジ」では、参加者が提供した冊子の中にあるセルフモニタリングシート(歩数、しっかり歩数、しっかり時間の記入と続けるコツ、および成果)を定期的に郵送にて返却し、それらの結果に伴って、皆さん共通の話題としてニューズレターをお送りし、加えて個別のフィードバックをつけるという方法で進行しています。現在、2回目のセルフモニタリングシートが続々と返却されているところです。

すごくがんばる人、マイペースな人、歩数計のつけ忘れや記録漏れがありながらでもなんとか継続している人というように、参加者のコミットメントは異なるのですが、興味あることに、皆さん自分なりの継続方法を意識し始めていることです。例えば、歩くコースで大体の歩数を把握できている人、「歩く」ということを目的としないで別の目的を決めて、結果的に歩数を増加させている人、雨の日は室内で代替運動をされている人など、行動変容の考え方のカテゴリーにうまくはまりながらも独自で工夫されていることです。

一方、身体に関わる成果としては、もちろん体重や体脂肪の減少をあげている人はいますが、まだ1カ月半ですので、そのような成果よりもむしろ、疲れにくくなった、夜はよく眠れるようになった、体のキレがよくなったなど、ご自身で感じる感覚的な内容をあげています。セルフエフィカシー増強の情報源とすれば、まさに生理的・情動的喚起にあたり、自身による改善の評価であり、これらはきわめて感覚的な内容として捉えられています。

今回のフィードバックでは、効果的な目標設定のポイントを教授している他、逆戻り予防にも注意して取り組むように強調しています。特に、これから梅雨のシーズンに突入することから、「今日は雨だから歩けない」と諦めてしまうのではなく、ショッピングセンターで買い物ウオーキングをしたり、自宅で代替運動を行うなど、完全に止めてしまわない工夫も推奨しています。

さて、4月18日に開始し、ちょうど7週間が経ちました。後、約6週間で終了ですが、プログラムの終了は参加者にとって「歩く」の終了ではありません。習慣づくりは、例えば減量と同じで、一度は痩せてもまたもどりというように、行きつ戻りつの旅です。この皆さんの旅に、行動変容のテクニックを十分に役立てたいと思います。

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以下の動画は,早稲田大学応用健康科学研究室(代表:竹中晃二)が製作したものです。イベントなどでお使いの場合は,その旨を明示してお使いください。

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